2012年03月08日

ショパン自身のピアノ奏法

ショパンの曲を弾くための技術を
あらゆる角度から研究した解説書。

ショパンの生徒の楽譜への書き込み、
自筆譜などを資料に書いているので、
単なる著者の解釈ではない。

各項目の譜例も多数あるので
とてもわかりやすい。

ショパンを弾く人、弾きたい人の必読書。


「ショパンのピアニスム」
〜その演奏美学をさぐる〜
[単行本]
加藤 一郎 (著)




ショパンのピアニスム―その演奏美学をさぐる


内容(「BOOK」データベースより)

流伝的なショパン観を排し、
自筆譜や弟子の楽譜に記された
ショパン自身の書き込みといった
一次資料にたちかえって、
「ショパンの演奏論」についての
新しい視点を提起。

ショパン自身や
同時代人による信頼性の高い証言や、
彼の『ピアノ・メトード』草稿など、
豊富な実例をもとに実証的に論ずる。

出版社 / 著者からの内容紹介

■【第1章】ピアノ技法の原理
■【第2章】運指法
 1.親指の開放
 2.多様な指の交差
 3.同じ指の連続
 4.指の置き換え
 5.指の個性
■【第3章】ベル・カントの応用
 1.ショパンとオペラ
 2.スピアナート様式
 3.声の柔軟性
■【第4章】装飾法
 1.装飾音
 2.装飾句
 3.デヴィジョン
■【第5章】テンポ・ルバート
 1.ショパンのテンポ・ルバートの基本的性格
 2.ショパンの rubato の指示
 3.ショパンのテンポ・ルバートの3つのタイプ
 4.ショパンのテンポ・ルバート
■【第6章】フレージング
 1.基本的な形
 2.音楽の継続性
 3.不規則な分節法
 4.同じフレーズの反復あるいは再現の際の表現の変化
 5.弟子の楽譜に書き込まれたスラーと線
■【第7章】ペダリング
 1.音響の合成
 2.ペダルの使用範囲
 3.ペダルの回避
 4.ウナ・コルダの使用
 5.同じフレーズの反復あるいは再現の際の表現の変化
 6.ペダルによる様々な表現
■【第8章】ショパンとピアノ教育
 1.ショパンの受けた音楽教育
 2.ショパンがおこなったピアノ教育
 3.スターリングの楽譜
 4.「ピアノ・メトード」の草稿
posted by テル先生 at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 弾き方、技術書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック