2012年03月31日

ショパンの手紙、決定版(新刊)

ショパンが書いた手紙をまとめた本。
ついに決定版が出ました。
800ページ、新訳です。

「ショパン全書簡」1816〜1831年
ポーランド時代

[単行本]

ゾフィア・ヘルマン (編集),
ズビグニェフ・スコヴロン (編集),
ハンナ・ヴルブレフスカ=ストラウス (編集),

関口 時正 (翻訳), 重川 真紀 (翻訳),
平岩 理恵 (翻訳), 西田 諭子 (翻訳)




ショパン全書簡 1816〜1831年――ポーランド時代


<内容紹介> Amazonより

ショパン(1810-49)は
1830年にワルシャワを発った後、
再び故国に戻ることはなかった。

彼がポーランド時代に
家族や親友たちに宛てて書いた
青春期の手紙は、
その人間形成や文化的・音楽的背景を
うかがい知る上で欠かせない
貴重な資料である。

厳密な校訂と詳細な注が施された
新校訂のポーランド語版全集からの
待望の新訳。
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2012年03月29日

ショパンの音楽研究(新刊)

ショパンの研究書、新刊が出ました。

「ショパン 孤高の創造者」
 〜人・作品・イメージ
[単行本]
ジム サムスン (著)
Jim Samson (原著)
大久保 賢 (翻訳)

<内容説明> Amazonより

第一人者による主著を優れた翻訳で。

いかに独創的かつ大胆な創造者であったかを
ピアノ曲から実証。

今後のショパン論に必読の決定版。





内容(「BOOK」データベースより)

19世紀初めのワルシャワの社交界と文化が、
どのような影響をショパンに与えたのか。

偏見によって歪曲された
ジョルジュ・サンドとの本当の関係性は?

ピアノ音楽においてショパンが成し遂げた、
真の革命とは?

ショパン研究の第一人者が描きだす、
新たなショパン像。

ショパン 孤高の創造者: 人・作品・イメージ

<目次>

第1章 故国にて
第2章 生まれながらのヴィルトゥオーソ
第3章 新天地
第4章 ピアノ芸術の再生
第5章 最上流の社会―1834年冬~39年春
第6章 自分自身のための新世界
第7章 逃避の歳月―1839年夏~45年春
第8章 技の極み
第9章 黄昏―1845年夏~49年秋
第10章 簡潔そのもの
第11章 ショパンのイメージ
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2012年03月24日

ショパンの音楽記号〜その意味と解釈

ショパンの曲を
本格的にマスターしたい人のための研究書。

「ショパンの音楽記号」
 〜その意味と解釈〜
セイモア バーンスタイン、
和田 真司
(単行本 - 2009/11/19)
¥ 2,520

<内容紹介> Amazonより

「心で弾くピアノ」の著者
S.バーンスタインが、
ショパンのピアノ曲における
ペダル記号と強弱記号を再検証する。

演奏者、研究者に向けた
ショパン演奏の際の手掛かりとなる。




ショパンの音楽記号 -その意味と解釈-


内容(「BOOK」データベースより)

矛盾した表記はどう解釈する?

「心で弾くピアノ」の著者
セイモア・バーンスタインが、
ショパンの音楽記号の
真の意味を解き明かす。

<目次>

序章

◆第1部 ショパンのペダルに関する指示

音楽表記の謎
アスタリスクとアフターサウンド
アスタリスク-当時の慣習もしくはその意味
音楽表記をめぐる混乱
簡単な歴史の振り返り
ショパンのペダル記号
3つの段階的アプローチ
手の動き(振り付け)を示す言葉
手の響きとリズムの構造
音の響きとリズムの構造
学者の見解
大きなスペースと、フィンガーペダリング
まとめ

◆第2部 ヘアピン

くさび形のヘアピン
クロージング・ヘアピン(閉じていくヘアピン)
オープニング・ヘアピン(開いていくヘアピン)
表現の重複?
表記の矛盾?
詩情の抑揚表現
音楽表記の謎
ロマン派時代におけるヘアピンの解釈

◆結論

●音楽用語解説
●訳者あとがき
●参考文献
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2012年03月11日

ショパン全曲解説書

弾く時も、聴く時も
曲について調べようと思ったら
解説書が何冊かあると便利だ。

「ショパン全曲解説」
〜聴くために 弾くために〜
[単行本]
下田 幸二 (著)




ショパン全曲解説―聴くために 弾くために


内容(「BOOK」データベースより)

全作品を通して、
誇り高きピアノの詩人〜ショパンの
真実が見えてくる。

恩師コズベック女史の演奏する
マズルカに魅せられて以来、
著者が温めてきたショパンへの思いと
研究が実を結んだ貴重な一冊。
全曲譜例付。

<目次>

ピアノ協奏曲
ピアノとオーケストラのための作品
ピアノ・ソナタ
バラード
スケルツォ
即興曲
ノクターン
練習曲
前奏曲
ポロネーズ
マズルカ
ワルツ
ロンド
変奏曲
そのほかのピアノ作品
室内楽
歌曲
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2012年03月08日

ショパン自身のピアノ奏法

ショパンの曲を弾くための技術を
あらゆる角度から研究した解説書。

ショパンの生徒の楽譜への書き込み、
自筆譜などを資料に書いているので、
単なる著者の解釈ではない。

各項目の譜例も多数あるので
とてもわかりやすい。

ショパンを弾く人、弾きたい人の必読書。


「ショパンのピアニスム」
〜その演奏美学をさぐる〜
[単行本]
加藤 一郎 (著)




ショパンのピアニスム―その演奏美学をさぐる


内容(「BOOK」データベースより)

流伝的なショパン観を排し、
自筆譜や弟子の楽譜に記された
ショパン自身の書き込みといった
一次資料にたちかえって、
「ショパンの演奏論」についての
新しい視点を提起。

ショパン自身や
同時代人による信頼性の高い証言や、
彼の『ピアノ・メトード』草稿など、
豊富な実例をもとに実証的に論ずる。

出版社 / 著者からの内容紹介

■【第1章】ピアノ技法の原理
■【第2章】運指法
 1.親指の開放
 2.多様な指の交差
 3.同じ指の連続
 4.指の置き換え
 5.指の個性
■【第3章】ベル・カントの応用
 1.ショパンとオペラ
 2.スピアナート様式
 3.声の柔軟性
■【第4章】装飾法
 1.装飾音
 2.装飾句
 3.デヴィジョン
■【第5章】テンポ・ルバート
 1.ショパンのテンポ・ルバートの基本的性格
 2.ショパンの rubato の指示
 3.ショパンのテンポ・ルバートの3つのタイプ
 4.ショパンのテンポ・ルバート
■【第6章】フレージング
 1.基本的な形
 2.音楽の継続性
 3.不規則な分節法
 4.同じフレーズの反復あるいは再現の際の表現の変化
 5.弟子の楽譜に書き込まれたスラーと線
■【第7章】ペダリング
 1.音響の合成
 2.ペダルの使用範囲
 3.ペダルの回避
 4.ウナ・コルダの使用
 5.同じフレーズの反復あるいは再現の際の表現の変化
 6.ペダルによる様々な表現
■【第8章】ショパンとピアノ教育
 1.ショパンの受けた音楽教育
 2.ショパンがおこなったピアノ教育
 3.スターリングの楽譜
 4.「ピアノ・メトード」の草稿
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2012年03月06日

ショパンをどのように弾くか?

ショパンを弾く時の参考書を紹介しよう。

「ショパンをどのように弾きますか?」
 〜その答えを探してみましょう〜
[単行本]
レギナ・スメンジャンカ (著),
田村進 (監修), 大迫 ちえみ (翻訳)

<内容紹介> Amazonより

ショパンの弾きたい曲や好きな曲を
作品別に読める実用本。

世界に名高いショパン演奏家の1人、
レギナ・スメンジャンカが
若いピアニストや指導者、
そして
熱心なショパン・ファンのために、
長年の演奏活動と経験から得た、
深い知識と
自身の芸術的表現の秘密を一挙公開。

ショパン各作品の内容を懇切丁寧に説明し、
演奏者各自の
ショパン演奏への道筋を開いてくれます。

また、ピアニストだけでなく、
音楽ファンや
ピアノを始めたばかりの子供たちにも
「ショパンをどのように聴きますか?」
というテーマも示しています。

楽譜を開いて本書を読めば、
さらにショパンの作曲意図が
確実に伝わります。

ショパンの世界への道案内となる、
手元に置いておきたい1冊。




ショパンをどのように弾きますか? その答えを探してみましょう


【内容】

・演奏という表現芸術とは
・ショパンの表現とその特徴
・フィギュレーションを用いた作品
 〜卓越したピアニズムへ〜
・古典的な様式による作品
 〜伝統の方向〜
・ロマン的な様式による作品
 〜自由で詩的な表現〜
・舞曲による作品
 〜完成された芸術様式〜

内容(「BOOK」データベースより)

ポーランドが誇るピアニスト、
ショパン国際ピアノコンクール歴代審査員
による作品別ショパン実用本。

<目次>

日本語版によせて
出版にあたり
編集者より
はじめに
◆演奏という表現芸術とは
◆ショパンの表現とその特徴
◆フィギュレーションを用いた作品~卓越したピア二ズムへ
エチュード(練習曲)
プレリュード(前奏曲)
◆古典的な様式による作品~伝統の方向
ロンド
ソナタ
ヴァリエーション(変奏曲)
◆ロマン的な様式による作品~自由で詩的な表現
ノクターン
スケルツォ
アンプロンプチュ(即興曲)
バラード
ファンタジー(幻想曲)
バルカローレ(舟歌)
◆舞曲による作品〜完成された芸術様式
ワルツ
マズルカ
ポロネーズ
曲名索引
著者あとがき
訳者あとがき
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2012年03月05日

ショパンのピアノ教育法

ショパンは、
ピアノをどのように教えたのか?

とても興味がありますね。

「弟子から見たショパン」
〜そのピアノ教育法と演奏美学〜
[単行本]
ジャン=ジャック エーゲルディンゲル (著)
米谷 治郎 (翻訳), 中島 弘二 (翻訳)




弟子から見たショパン―そのピアノ教育法と演奏美学


内容(「BOOK」データベースより)

ショパンが多くの弟子をとり、
レッスンには並々ならぬ情熱を
傾けていたことは、
意外に知られていない。

このことに長年にわたって
精力的に取り組んできたのが
エーゲルディンゲル氏である。

収集された数々の資料は、
全体的な見通しのもとに
詳細に検討され、
注釈がほどこされた。

それに付録、参考文献、索引などが
付されて完成されたものとなっている。

今回さらに新たな資料
および訂正などがなされ、
増補改訂版としての復活である。

<目次>

第一部 技法と様式
第二部 ショパンの作品の解釈
posted by テル先生 at 12:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 弾き方、技術書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月04日

「ショパン」伝記(その3)

ショパンの伝記、
いままでに2冊紹介していますが、
3冊目の紹介です。
読み応えありますよ。

決定版
ショパンの生涯
[単行本]
バルバラ スモレンスカ=ジェリンスカ (著)
関口 時正 (翻訳)





内容(「BOOK」データベースより)

ポーランド人による究極のショパン伝。
ポーランド語で書かれた書簡などの原資料を
徹底的に検証した待望の労作!
「ポーランドの音楽家ショパン」の意外な面が、
今あらたに浮かび上がる。

決定版 ショパンの生涯

<目次>

◆第1章 子供時代
◆第2章 学生時代
◆第3章 高まる名声
◆第4章 世界へ
◆第5章 ヨーロッパの都
◆第6章 幸せを追って
◆第7章 敗北と終焉
◆第8章 作品
訳者あとがき
主要参考文献
人名索引

内容(「MARC」データベースより)

ポーランド語で書かれた書簡などの原資料を
徹底的に検証し、子供時代から世界への旅立ち、
そして
敗北と終焉を迎えるまでを徹底的に検証した、
ポーランド人によるショパン伝。
ショパンの意外な面が新たに浮かび上がる。
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2012年03月03日

ショパンのすべて その生涯と作品

ショパンに関する解説書。
詳しくて、わかりやすい。

ONTOMO MOOK
生誕200年
ショパンのすべて
その生涯と作品
音楽の友編 [ムック]




ONTOMO MOOK 生誕200年 ショパンのすべて その生涯と作品 音楽の友編


<目次>
〜“人間”ショパンと全作品を詳解。
ショパン・コンクール歴代優勝者が
その音楽の魅力を語る!〜

【目次】
■巻頭カラー ショパンのいる風景

■第1章
テーマ別・新しいショパン像を求めて

ショパンとは何者か? 平野啓一郎
ショパンの家族と師 小坂裕子
ショパンに影響を与えた作曲家たち 真嶋雄大
ジョルジュ・サンドとの日々 萩谷由喜子
ショパンの手紙を覗く 関口時正
パリ社交界と幻のピアニスト、ショパン 岡田暁生
ショパンは古典主義者か?ロマン主義者か? 真嶋雄大
ショパンの弟子たち 真嶋雄大

■第2章
歴代のショパン国際ピアノ・コンクール
優勝者が語るショパンの音楽世界

マウリツィオ・ポリーニ、
≪葬送ソナタ≫を語る 岡本稔
マルタ・アルゲリッチ、
ショパン作品の奥深さを語る
クリスティアン・ツィメルマン、
2つのソナタを語る 伊熊よし子
ダン・タイ・ソン、
ポロネーズ、マズルカを語る 山田真一
スタニスラフ・ブーニン、
2つの協奏曲を語る 伊熊よし子
ユンディ・リ、
協奏曲、前奏曲集を語る 山田真一
ラファウ・ブレハッチ、
ショパンの心を語る 影山美恵子
ヴラディーミル・アシュケナージ、
ショパン・コンクールを振り返る 山田真一

[特別対談]平野啓一郎&小山実稚恵

■第3章
ショパン国際ピアノ・コンクールの歴史 真嶋雄大

■第4章
古今東西「ショパン弾き」の系譜 佐藤泰一

■第5章
ショパンの全作品とその名盤
青澤唯夫/伊熊よし子/小坂裕子/ほか

■第6章
「ショパン・イヤー」
主な関連演奏会&イヴェント
真嶋雄大

■巻末付録
フレデリック・ショパン年譜
友部衆樹
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2012年03月01日

ショパン楽曲解説書

ショパンの楽曲解説書。

これは充実している内容の本だ。

「ショパン」
(作曲家別名曲解説ライブラリー)
[単行本]
音楽之友社 (著, 編集)




ショパン (作曲家別名曲解説ライブラリー)


内容(「BOOK」データベースより)

「最新名曲解説全集」を
作曲家別に増補再編。

詳細な解説と豊富な譜例で
大作曲家の名曲を的確に理解できる。
posted by テル先生 at 15:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 作品解説書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする